KYで超ポジティブなアメルカのブログ

KYなアメルカがアメリカ的思考も交えて、思ったことをズバズバ書いていきます。

アメリカ人の奨学金について。

こんにちは、アメルカです。

 

今回も読んでいただき、本当にありがとうございます!1人でも読んでくださる方がいると励みになります。

 今回はアメリカ人の大きな悩み、奨学金について書こうと思います。

 

近年では、日本でも、大学を卒業して社会人1年目にして、何百万円もの奨学金という名の借金を背負う若者が多いとニュースでも見かけます。アメリカでは日本とは比べ物にならないほど、奨学金を抱えている人が多く、またその奨学金の返済額も桁外れです。

 

私の夫、ジャパダムもアメリカ人ですが、現在36歳。未だに奨学金に苦しめられています。現在、残りの返済額は日本円にして420万円です。やっと3分の2を返済したと言っているので、大学卒業当初は1,200万円の奨学金…いや、借金を背負っていたことになります。アメリカではそんな状況が当たり前だそう。なぜ、そんなことが普通なのか。

 

まず第1に、アメリカにある大学の授業料の高さが原因です。日本だと国公立大学は年間の授業料がおよそ53万円です。私立大学だと150万円くらいですかね…学部によりますが。日本の国立大学の授業料ってめちゃくちゃ安いですね。(ちなみに、2031年には年間53万円が90万円くらいまで跳ね上げられる予定みたいですよ。悲しい。)

15年ほど前にジャパダムが通っていたミネソタ州にある私立大学は、当時、1年間の授業料がなんと300万円!4年間の大学生活で授業料が1,200万円となってしまうわけです。さらに、現在は値上がりし、1年間で400万円かかるそうです。ということは、1,600万円…考えただけでも恐ろしいです。ジャパダムはこの金額はアメリカの大学では普通とのこと。やはりアメリカはお金の国なんだなぁ、と実感します。

 

次に、アメリカでは自立が当たり前なので、親が子どもの大学の学費やら生活費を払ってあげるということが日本と比べて極端に少ないです。もちろん、お金持ちの親だったら払ってくれたりもするみたいですが、それでも全額ではなく、一部は自分で稼いで奨学金を返すのが普通のようです。アメリカ人の友達もみんな自分で奨学金を返済しています。アメリカの大学生はいくつもアルバイトを掛け持ちしていることが多いです。ジャパダムも高校生の時からアルバイトをしていました。

 

そして次に、学費があまりにも高いので当たり前のように奨学金に頼らざるを得ないということ。アメリカで大学に行くときは、必ずと言っていいほど奨学金を利用します。そして、アメリカなのでもちろんめちゃくちゃ高い利子付き。親も払ってくれないし、アルバイトで稼ぐしかない子どもたちには奨学金を利用しなくては大学に進学できないのです。大学卒業後、一生懸命働いて毎月返済していくのが普通です。

 

アメリカだと、日本より生活費も高いのでその分お給料も高いです。レストランのウエイトレスは稼げない人たちと言われているようですが、それでもウエイトレスはチップ制度があるため、1カ月で35万円〜40万円は稼ぐことができます。ちなみに、もらえたチップは全て自分のものになります!大学を卒業してわざわざウエイトレスになりたい!なんてアメリカ人は少ないので、みんなIT系やら弁護士やら、とてもお金が稼げる仕事をしたりしているわけです。が、アメリカの現状では、想像もつかないくらいたくさんの人が奨学金という借金で苦しんでいます。

 

ジャパダムの場合、日本に来て7年。アメリカより全然稼げない日本の仕事で頑張りながら毎月5万円ずつ奨学金を返済しています。結婚して早くも8カ月。子どもが欲しいとは思うのですが、420万円の借金返済を考えると諦めざるを得ません。月々のお給料から5万円が消えると生活はかなり苦しいです。さらに、日本円からアメリカドルに替えるのにも手数料がかかりますし、日本からアメリカの銀行までの送金にも手数料が1回につき4,000円もかかります。単純計算で毎月5万円といっても、日本円とアメリカドルに差が生じます。私も事務員でフルタイムで働いていますが北海道は安月給です。1カ月でたったの10万円ほど。ジャパダムを助けてあげることもできません。完済するころにはジャパダムは42歳になってしまいます。大好きな日本でなんとか子どもが欲しい!と願うばかりです。

 

ジャパダムのことを一緒に応援していただけると、とても嬉しいです!

 

読んでいただき、本当にありがとうございました!奨学金返済がある方々、一緒に頑張りましょう!

 

2020年1月14日に、この記事を書き直しました。もっと詳しく読めます。↓↓

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