KYで超ポジティブなアメルカのブログ

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要領の悪いガリ勉だったアメルカ

こんにちは、アメルカです。

 

私は、中学・高校時代、いわゆる「ガリ勉」でした。

中学校の時は3年間塾に通い、中学校の定期テストではほとんど学年トップの順位(300人中10位以内)にいました。中学校では塾に通っていたので、普通に勉強していればそれとなく点数が取れていました。

 

 

そして、高校に進学したのですが、その高校が進学校で、クラスには自分とは比べ物にならないような頭の賢い人がたくさんいて、私は一生懸命勉強しないと学校の授業についていけなくなりました。頭のいい人ほど塾には通っていませんでした。私の高校では1学年320名程の生徒の、半分以上が国公立の大学に進みます。東京大学京都大学大阪大学北海道大学九州大学など、私には無縁の賢い大学ばかりに進む友人…そんな頭の良い人に囲まれて、高校時代の私は完全に落ちこぼれでした。

 

化学・物理は赤点をぎりぎり逃れ、数学の毎週のテストでは毎回合格点に達せず、2回目の追試験の常連になっていました。定期試験で320名中、317位を取ったこともありました。そんな私も3年間たくさん勉強した結果、見事、国立大学に進学することができ、そこでいい友人を作ることができました。と言っても、センター試験の合計点数は530点ほど。

前期試験では見事に筆記試験で不合格になったのですが、後期試験も同じ大学・同じ学科に志願しており、後期試験の面接試験で合格することができました。面接試験の方が人間重視なので、筆記試験よりコミュニケーションの方が得意だと思う人は後期試験の面接を頼みの綱にしても希望はまだあるのです。

 

私は勉強の要領が非常に悪く、暗記も苦手、理解力も乏しいという…いつも簡単に授業内容を理解し頭に入れてしまう友人が非常にうらやましかったです。なんで友人は授業を受けただけで授業内容が理解できるのか、それすら私には理解できませんでした。

多くの頭の賢い友人は各授業に集中し、なるべく授業中に内容を理解・把握し、宿題でしっかり自分の中に落としている感じでした。私はとにかく時間をかけて繰り返し単語を暗記したり、数学の答えを見て、解き方を暗記していたので、応用問題には全くお手上げでした。勉強のできるひとほど、部活に力を入れており、まさに「文武両道」という人が多かったです。

 

友人の勉強法で参考になったのは暗記の方法の工夫です。「1582年、本能寺の変」だったら「いちごパンツ(いち1ご5ぱん8つ2)の本能寺」など、とにかく自分のインパクトに残るようなゴロ合わせで暗記している友人が非常に多かったです。また、自分さえ覚えられればいいので、エッチな言葉と絡めるともっと覚えやすい、と男の子が言っていました。あとは、イラストにして視覚と結び付けて暗記する方法が非常に効果的です。思い出そうとすると勝手にイラストが頭の中に浮かんできてくれるので、不思議ですが、簡単に暗記できます。

 

 

さて 先日、コメディアンのパックンマックンのパックンがトーク番組に出演しており、自身の生い立ちなどを紹介していましたが、すごい人なんだな、と関心してしまいました。パックンは世界で1番賢い、ハーバード大学を卒業しています。

パックンの父親はアメリカの空軍で働いていたので、非常に厳格な家庭で育ったそうですが、パックンが8歳の時に両親が離婚。両親の離婚を機に、母親と、姉とパックンの3人暮らしが始まったのですが、とにかくお金がなくて、牛乳も買えず、脱脂粉乳を飲んでいたそうです。当時は、お金がなくて生活が困難な人に配られていた食糧切符というものがアメリカ政府から配布されており、食糧切符で食べ物を購入(交換)していました。スーパーでの買い物で食糧切符をレジの人に渡すと、処理が面倒なので嫌がられたり、わざと「これどうやって処理するの~?」と他のお客さんにも聞こえるように、「この人たちは貧乏だ」と言う事を店員がアピールされたりしたそうです。パックンはそういった非常に辛い思いを過ごした少年期を明るくおもしろく話していましたが、私は非常に心が痛み、ショックを受けました。親の離婚後、姉は、お金がないことで毎日母親とけんかを繰り返した結果、父親の方に引き取られることになりました。パックンは10歳前後から、地元コロラド州の新聞配達の仕事を始め、8年間も働き続けました。10歳って…小学校3~4年生ですよ。毎朝5:30に起きて自転車で各家庭を回り、新聞を配って(40件と言っていました)、それから学校に行く生活。アメリカは日本とは違い、家の1軒と1軒の距離が長いです。また、コロラド州のロッキー脈の麓だったため、道のりのアップダウンもとても激しいところです。冬には雪も降ります。日本では法律上、中学生までは義務教育を受けさせ、子どもに労働させてはいけないと決まっていますが、今でも多くの外国では子どもであっても労働力をみなされていますし、子どもも自分の仕事を始めてもいいのです。私が1年前にアメリカに行った時に、近所の男の子(中学1年くらいかな?)が自転車の後ろにグリルをくっ付けて、手作りホットドックを売りに来ました。ホットドック1ついくらで売っていたかは覚えてきませんが、最近お父さんと自転車を改良して、週末になると1人で自転車に乗ってホットドックを売りに近所の家を回り始めたそうです。

 

 ちなみに、日本人の識字率は100%です。すべての日本人は読み書きができます。これは世界的に見ても驚異的な数字で、本当にすごいことなのです。(日本人からしたら当たり前のことですが、海外では学校に通えず、字の読み書きができない人はたくさんいますし、特に女の子は男子より識字率が低いのが今の世界の現状なのです。)

 

ハーバード大学の話に戻ります。ハーバード大学の卒業生には他にも有名な人がたくさんいて、ナタリー・ポートマン(女優)やトミー・リー・ジョーンズ(俳優)、ジョンFケネディアメリカ元大統領)がハーバード大学を卒業しています。ちなみに、日本の大学とは違い、アメリカの大学は入学するのは簡単ですが、卒業するのが非常に難しいです。日本の大学は、入学試験が難しく、大学にさえ合格してしまえば、多くの学生が卒業できます。もちろん、日本の大学と世界の大学の偏差値レベルを比べれば、海外の多くの大学の方がレベルが高いです。が、アメリカ人と日本人の性格やライフスタイルを比べてみると、日本人の方がまじめですし、ちゃんと大学に行き、授業を受けているのに対し、アメリカはとにかく自由に何でもでき、すべて自己責任なので、毎日飲んで騒いでパーティーをして学校に行かなかったり、授業に出席しなかったり、テストで合格点に達しなかったりする学生が多いです。また、アメリカの大学にかかる費用は、1年間で300万~400万円(これでも中間レベルの費用)なので、4年間通うと、卒業した時点で1,200万円程の借金(奨学金)返済の地獄が始まるのです。途中で大学を中退するアメリカの大学生も多く、クラスの単位を1度で取れなかったからと言って、また高い学費を払ってその授業を受けるのはバカらしい、と思う生徒もいるようです。(ここら辺は日本の学生も似ていますね。)

 

話がぶっ飛びますが、ジャパダムは、大学生のころ、地下の部屋にしばらく住んでいたそうです。地下の部屋なので、広くて家賃も安めですが、住み始めてからしばらくして、異変に気付きました。地下の部屋なので窓がなく、太陽の光が一切入ってこない部屋です。自分で電気を付けない限りずっと暗いままなのです。タイマー付きの電気なんてもちろん使わないので、朝も夜も電気なしでは暗く、寝坊しても、時計で時間を確認して、寝ぼけながらにも現在の時刻を把握するまでは朝なのか、夜なのかまったく分からなかったと言っています。太陽がない生活では、眠りから目覚めることは難しかったそうです。そんな生活のおかげで、ジャパダムも授業にたくさん遅刻したり欠席したようです。

 

ハーバード大学に関する有名人は他にも、マッド・デイモン(有名俳優)やビル・ゲイツマイクロソフト創業者)、マーク・ザッカーバーグフェイスブックを作った人)などがいますが、この人たちは、ハーバード大学を中退しています。

ここで、ハーバード大学にまで入って中退してしまうとは!…と思いますよね、普通。でも、やっぱり海外は違うわ〜〜。アメリカでは、大学在籍中に知り合いや人脈を作り、良さそうな仕事があれば大学を中退し、就職する人も多いそうです。たしかに、いい仕事があるなら、高い学費を払って卒業するより、キッパリ退学して働き始めた方がいいですもんね。なんか、日本とは違うわ。日本もそういう感じだったらいいのにな〜〜と思います。ちなみに、世界ではは学ぶことに年齢なんて関係ないので、一度社会人になってから、仕事を通して「自分にはもっとこの知識が必要だ」と分かり、そこから大学や専門学校に通い始める人がものすごく多いです。

 

人生は毎日が勉強です。良いことも、悪いこともすべて含めて自分を成長させてくれるので、チャンスがあったらどんどん食らいついていく方がいいですね。私もそうします。

要領が悪ければ、悪いなりに工夫しよう。がんばるぞ〜〜。ダメだったらダメでいいんです。不得意な事柄が自分には合わないんだな、って分かったし、だったら他のことをやってみよう。道が開けるから!

 

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