アメリカでの文化やマナーの違い。アメリカで失礼な人にならないために。
こんにちは、アメルカです。
アメリカに旅行に行ったら気をつけたい、文化の違いなどについて書こうと思います。
海外に行った時には、その国の文化や地域のルールなどを頭の中に入れておくことは、アメリカ旅行を楽しんだり現地の人と仲良くなったりする上でも、トラブルを避けるためにも重要です。
【アメリカとの文化の違い編】
・スープは音を立てて飲まない
・食べる時にお皿は持たない
日本ではお茶碗を片手に持って、ラーメンやそばをズルズル音を立てて食べたり、味噌汁をすすったりしますが、食べる時に音を立てるにはマナーとしてはよくないです。
また、アメリカではプレート皿が多いので、両手を使い、フォーク・スプーン・ナイフを駆使して食べたり飲んだりします。
スプーンでスープを飲んで、音を立てないようにすれば大丈夫です。
アメリカ人はインスタント麺のスープは捨ててから麺を食べる
アメリカではカップラーメン(インスタントラーメン)のお湯は捨ててから麺を食べるそうです。
どういうことかと言うと、アメリカのインスタント麺は、麺と味の粉が分かれて入っていることが多いので、お湯を入れて麺をや柔らかくした後に、お湯を捨てて、味の粉を入れて食べるのが一般的だそうです。
日本で言う、カップ焼きそばと同じ食べ方をラーメンでやっていることになります。
ジャパダムが来日する前(8年前)は、ジャパダムもアメリカでカップ麺を食べる時に、お湯を入れて、時間が経ったらお湯を捨てて、味の粉を麺に混ぜてを食べていたそうです。
ジャパダムに「なんでお湯を捨てて食べていたの?」と聞いたところ、アメリカ人にとって「ヌードル(麺)」=「スパゲッティ」を想像するので、お湯を捨てずに、スープとして一緒に食べるなんて思いもしなかったよ、との回答でした。
なるほど、確かに海外で麺と言ったらラーメンでもうどんやそばでもなく、スパゲッティやパスタなのだと私も納得しました。
まあ、今ではアメリカ国内で日本の「ラーメン」が食べられるレストラン(ラーメン屋)も増えて、ラーメンも人気になってきているので、ラーメンの食べ方に気づいたアメリカ人もいるかもしれませんね。
あと、ジャパダムがアメリカに住んでいた時は、袋入りのインスタント麺を袋の上から砕いて、味の粉末をかけてフリフリし、そのままポテトチップス感覚でおやつにしてよく食べていたそうです。
(全く同じことをネパールに行ったときに、ネパール人もやっていました!)
そんなことしていたなんて、知らなかった…(笑
今でも多くの人がそうやって食べているよ~と言っていましたが、日本にはベビースターがあるな、と思いました。
ジャパダムはベビースターのラーメンスナックが大好きです。
アメリカにはないお菓子だそうです。
ゲップをしたら「Excuse me.(エクスキューズ ミー)」
アメリカに行くとみんなビールを飲んでいるので、よくゲップをする男性を見かけます。
日本人の場合はマナーとしてゲップの音を少しでも抑えようとしますね。
アメリカの場合もゲップはマナーとしてあまりよくないという感覚があるようですが、アメリカ人はゲップの音は抑えずに、豪快にゲップをして、ゲップの後に「Excuse me. エクスキューズ ミー」と言います。
アメリカでもしゲップをしてしまったら、すぐに言えば大丈夫のようです。
下痢の話はしてはいけない
ジャパダムに下痢の話やトイレでスッキリした話や今日のお腹の調子についてなど、私が話すとすごく嫌な顔をされ、そんな話聞きたくない!やめて!と言われます。
私は家族とも、元彼(日本人)や友達とも、今まで普通にお腹の調子について話してきたので、ジャパダムがあんなに嫌がってちょっと怒り気味になることに驚きました。
日本人女性には便秘の人が多く、日本人男性には下痢の人が割合として多く、それぞれが、それぞれのお腹の悩みを抱えているため、お互いにお腹の調子について話し始めるハードルが低いと思います。
が、アメリカ人は他人のお腹の事情など全くもって知りたくないのです。
というか、お腹の話をすると想像してしまうようです。
私だったら、今日は下痢っぽいから何回もトイレに行くし、トイレに入る時間も長いよ、ということを事前に知っておいてもらう方がトイレにこもる恥ずかしさが減るのですが、ジャパダムに説明しても分かってもらえませんでした。
とにかく、アメリカではお腹事情(下痢や便秘)はマナーとして話てはいけないようです。
ただ、「お腹が痛い」とだけ伝えるようにしましょう。
アメリカ人の女の子も女性も、下痢やう○ちの話は絶対にしません。
日本人女性が外でオ○ッコをすることについて話さないのと同じ感覚だそうです。
クシャミをすると「Bless you. (ブレスユー)」と言われる
アメリカには様々な宗教を信仰する人がいるので、キリスト教、クリスチャンの人の近くでクシャミをすると「Bless you.(ブレス ユー) 」と言われます。
これは、クシャミをすることにより、勢いで魂が体外へ飛び出してしまうので、吸って!という考え方から来ています。
もし言われたら、ありがとうと言いましょう。
私はこれが、嫌いです。
別にこの考え方をバカにしたり、否定したりするわけではありません。
ただ、私はクリスチャンでもないし、クシャミをして魂が体外へ出るとも考えないので、心無いありがとうを返すことが嫌なのです。
アメリカに行った時は、このブレスユーが本当にストレスでした。
もう言わないでくれ!と。
まぁ、嫌なら「私には言わなくていいよ」と伝えればいいんですけどね、宗教の問題なのでなかなか言えなかったです。
しかも、3回連続ですると3回ブレスユーを言われるので、アメリカでは人前でクシャミを我慢するようになりました。
会話の途中でクシャミをしても、会話の間にブレスユーを言って、そのまま会話が続くので、とても不思議な感じですし、慣れるまで少し戸惑いました。
【アメリカでの違い、ルール編】
信号が赤でも、右折禁止の標識がなければ右折してよい
アメリカ横断を夢見る人も多いかと思います。
アメリカはとにかく広いです。
レンタカーを借りていざ運転、となった時に知っておきたい交通ルールですね。
まずは、アメリカの車の運転席も道路も日本と逆なので、運転手は左ハンドルで、右側の車線を運転します。
ちなみに、ワイパーとウィンカーも日本の車と左右逆です。
(右がワイパー、左がウインカー)
そして、日本では赤信号は「止まれ」ですが、アメリカでは、信号が赤でも車がなくて安全であれば右折できます。
(一旦停止みたいに、一度は止まるんですが、対向車がなければそのまま赤信号でも進める)
「右折禁止」の道路標識がある場合は信号が赤だと右折してはいけないので、青に変わるまで待ちます。
スクールバスが優先
アメリカでは子どもが歩いて学校に登校することはできません。(誘拐や殺人など犯罪が多ため)
アメリカでは平日に黄色いスクールバスをよく見かけます。
スクールバスが子どもたちの送迎をしますが、もしスクールバスが停車したときはスクールバスの後ろにいる車は絶対に待たなくてはいけません。
停車中のスクールバスを追い越してはいけません。
また、後続車が追い越せないように、バスからはバーが伸びて追い越そうとする車の行く手を阻みます。
アメリカではとにかく子ども・スクールバスが優先されます。
黄色いスクールバスが停車中のときは、バスが動くまで後ろでじっと待ちましょう。
線路の踏切は一旦停止しなくていい
アメリカではニューヨークやワシントンD.C.など、大きな都市以外で電車が発達していません。
アメリカで電車を見かけても長い貨物列車のことが多いです。
そんなアメリカの線路ですが、踏切で遮断機が下りていなければ、一旦停止をする必要はありません。
遮断機が下りている時だけ止まって、電車が通過するのを待ちます。
日本は電車が来ていなくても必ず一旦停止が義務付けられていますね。
映画『スタンドバイミー』を見ると、アメリカの線路の様子がわかりますよ!
アメリカは、タバコを吸う場所に厳しい
日本でも分煙が広まってきましたが、アメリカはタバコが吸える場所を厳しく決めています。
アメリカでは、レストランに行ってタバコは吸えません。
公共の場や人々が使うあらゆる建物の中もタバコは吸っては行けません。
建物の前でも吸ってはいけません。
バーなどではみんな外のパティオで吸います。
パティオとは、レストランなどで外にテーブルとイスがある場所です。
日本ではなかなか見かけませんが、海外のレストランやバーでは一般的です。
また、日本の居酒屋などで従業員が仕事中にキッチンでタバコを吸っていたりしますが、アメリカでは考えられないことです。
州によってタバコに関する法律や販売価格も異なります。
ニューヨークではタバコ1箱1,000円で売っていたりします。
タバコのパッケージも、真っ黒になった肺の写真などをわざと掲載して健康被害をアピールしています(それでも買うけど)
使ってないトイレのドアは開けておく
アメリカでは暗黙のルールというか、当たり前にみんながやっているマナーです。
トイレは使い終わったらドアを開けておきましょう。
出かけ先でも、家でも同じルールです。
ということは、トイレのドアが閉まっていたら誰かが使っている、ということですね。分かりやすくて、このルールが好きです。
【アメリカでトラブルを避ける編】
救急車めちゃ高い、海外保険大事
アメリカで救急車を利用すると20万円〜50万円ほどかかります。
日本では救急車に乗ってもお金はかかりませんね。
アメリカでは救急車もサービスになるので有料です。
アメリカではサービスにお金がかかるのです。
救急車の他に、病院の診察代、治療費も信じられないほど高額にかかるので、交通事故や怪我などしたら本当に大変です。
もしアメリカ旅行に行って風邪で病院にかかったら、何十万円、何百万円もの医療費の請求が来るので、絶対に海外旅行保険に加入しましょう。
日本では全ての国民が国民保険または社会保険に加入することが義務付けられていますが、アメリカでは政府による国民への保険の制度がないため、自分で保険会社と契約して加入するか、会社に所属してその会社が契約している保険を利用するかになります。
そのため、保険のサポートが手厚い会社に入ることが重要になってきます。
お金がなく保険に入らない人もたくさんいますし、個人経営をしていて、保険料がもったいないからと、保険に加入していないアメリカ人もたくさんいます。
それが原因で、実際にアメリカでは毎年大勢の人が高額の医療費を支払えなくて破産しています。
アメリカでは医療費がものすごく高いので、風邪などひいても、ドラッグストアで薬を買って家で休むだけで、病院には行きません。
アメリカではドラッグストアで買える薬も効果が強いので、飲めば効きます。
日本だと、強い薬は医師が処方しなくてはならないので、薬局で買った薬では効かないことがよくありますね。
とにかく、アメリカ旅行に行く際は、絶対に海外旅行保険に加入しましょう。
ちなみに、アメリカで歯を1本治すと20万円、30万円が軽く吹っ飛びます。
歯科保険を使ってもこういう金額になることもあるようです。
歯の治療なんてできないじゃん!
・暗くなったら公園には行かない
・細い道や人がいない通りには入らない
アメリカでは夏場はとても日が長いです。
まだ夕方かな〜〜と思っても、時計を見ると夜21:00だったりします。
日本だと夏場最長でも19時過ぎで外が暗くなるので、アメリカに行くと驚きます。
私は5月にミネソタ州に行き、毎日21時過ぎても外が明るくてびっくりしました。
さて、日本では夜暗くなっても女子高生が一人歩きしていたり、若者が平気で外へ出たりしますが、アメリカではかなりの確率で犯罪に巻き込まれます。
誘拐や強奪、レイプや殺人など、日本ではめったに起こらないことが日常的に起きます。
特にアメリカでは、夜暗くなった後の公園や、細くて薄暗い裏路地などには絶対に近づいてはいけません。
そういう場所ではドラッグの取引が行われることがあるからです。
また、スプレーでカラフルに壁やシャッターにイタズラ書きがしてある場所も、若者の溜まり場となっている可能性もあるので、オススメはできません。
日本から一歩外に出たら、全ての行動は自己責任です。
犯罪を犯す人はもちろん悪いですが、犯罪リスクのある場所に近づいたり、興味本位で自ら危ない橋を渡るような行動をとったりした自分にも非がある、と判断されるので、危険を回避するよう心がけましょう。
ナイフを持ち歩いてもいいアメリカ
ちなみに、アメリカではナイフを普通に持ち歩いている人が多いです。
日本では銃刀法違反で逮捕されますが、アメリカではナイフを持ち歩いても大丈夫です。(合法)
ジャパダムもハイキングやキャンプのときは必ずと持ち歩いていたそうです。
なんでナイフを持ち歩くの?と聞いたら、「便利だから」とのこと。
ジャパダムの場合はナイフがあればキャンプで木も切れるし、野菜も切れるし、袋を開けたり、タグを取ったり、とにかくなんでも使えるから便利だそうです。
まぁだいたいの人はジャパダムのようにキャンプの時に便利だから持ち歩いているのかもしれません。
でも、中にはやっぱり護身用で持ち歩いている人もたくさんいます。
トラブルに巻き込まれて、金を脅されてナイフや銃を突きつけられる、なんて映画の世界のことが実際に起こり得るのです。
気をつけましょう。
下の写真は日本で所有しているキャンプ用ナイフ(古いもの)です。
見た目は古いですが、触っただけですぐ手が切れます。
キャンプに行く時は持って行って枝を切ったり野菜を切ったりしています。
アメリカに居た時はもう一回り大きいナイフだけのタイプを持ち歩いていたそうです。(アメリカではジャパダムを含め、多くの人が便利だからと言う理由で持ち歩いていますが、中には違う目的で所持している人もいます。)
最近、アメリカに先に帰国したジャパダムが、5ドル(600円くらい)で新しいナイフを購入しました。これからまた持ち歩くそうです。
サングラスを着けよう
アメリカでは多くの人がサングラスを着けています。
もちろん日差しが強いので、目を保護したり眩しさを軽減させたりするために使っています。
また、サングラスはアイコンタクトを避けるための意味合いもあります。
アメリカでは他人をじっと見たり、目が合ってしまったために言いがかりを付けられて、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
サングラスを使っていれば、視線をごまかせるので便利です。
アメリカ人は、日本人のように「オシャレだから」と理由でサングラスはつけません。
眩しいからサングラスが必要であって、日本人のようにサングラスをかけるとカッコイイという感覚ではありません。
また、海外の人がよくサングラスをかけているのには理由があります。
特に目の色が青い人、彼らの目は紫外線や光に非常に弱いそうです。
日本人が眩しくなくても、ジャパダムは常に眩しいのです。
部屋の中でもサングラスをかけたい時も多々あるそうで、大変です。
また、アメリカ人は部屋の間接照明を非常に好みます。
多少薄暗くても電気をつけない方が過ごしやすいそうで、日本人が日中明るくても電気をつける習慣が理解できません。
マスクは着けないようにしよう
日本人はよくマスクを着けますね。
日本人の感覚だと、風邪を引いたから周りの人にうつさないためのマナーとして、風邪の予防として、花粉症、コミニケーションを避けるため、寒いから、化粧をしてないのですっぴんを隠したいから、なと様々な理由によりマスクを利用します。
が、アメリカではマスクをつける人は医者か、よっぽどの重病人か強奪か…。
アメリカに行って、日本の感覚でマスクを利用すると、あの人は重い病気や感染症を持っているんだ、と思われてしまい、誰も近寄ってこないし、接触を嫌がられるので、気をつけましょう。
アメリカではマスクを着けない方がいいかもしれません。
というか、日本を含めたアジアのいくつかの国以外、マスクを日常的に使う国はありません。
逆に、海外の人が花粉シーズンに日本に初めて旅行に来てマスクをする大量の日本人を見て驚くのもわかりますね。
アメリカでは、風邪を引いたら基本「休め」です。
アメリカ人の多くは日本について多くを知らず、アメリカにいるアジア系の人は全員中国人だと思っています。
というか、アメリカ人は本当に日本に興味なし!眼中にない存在なのです。
日本はこんなにアメリカ好きなのにね~
私も、アメリカに行った時に周りのアメリカ人から中国人だと思われていました。
アメリカに行ったら日本について説明できると相手も興味を持ってくれるでしょう。
アメリカ人からすると、日本人はまだ着物を着て暮らしている、みんな刀を持ち歩いている、忍者がいる、サムライ、ラーメン、寿司、アニメ、桜、こんな感じのイメージを持っている人がたくさんいます。
アメリカ旅行を楽しむために知っておきたいことはたくさんありますね。
また書きます!
読んでいただき、ありがとうございます。
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