KYで超ポジティブなアメルカのブログ

KYなアメルカがアメリカ的思考も交えて、思ったことをズバズバ書いていきます。

カウチサーファーから聞く話

こんにちは、アメルカです。

 

 

以前うちに泊まってくれた、スペインとフランスのハーフの男の子から聞いた話をもう1つ書かせていただきます。

 

 

南アメリカのバスの中で出会った女性についてのお話です。確かボリビアあたりの国だった気がします。その女性とバスで隣同士になったので、お互いのことを話しながら会話をしたそうです。

 

その女性は6歳くらいの時に、土砂崩れの為、両親が他界してしまいました。女性自身はなんとか生き延びましたが、生まれ育った町は全て土砂で流されてしまい、家族も失いました。

女性はまだ幼かったので親戚のおじさんの家に住まわせてもらうことになりました。しかし、貧しい国ですし、自分たちが食べていくのも大変な家族が多い場所です。その女性は厄介払いされ、おじさんやその家族から奴隷のように家事や手伝いで働かされたそうです。

 

17歳頃、年の離れた男性と結婚しました。でも、結婚した男性は酒癖がとても悪く、また奴隷のように扱われ、夫は酒ばかり飲んで働かないため、子どもを養っていくために自分が稼がなくてはなりませんでした。結婚してどのくらいだったのかは分かりませんが、酒癖が悪かった夫も亡くなりました。その後も女手一つで3人の娘を育て、大学に行かせるまで頑張って働いたそうです。

その女性は、自分の国では稼ぎが低い為、毎日隣の国までバスで出稼ぎに行っているそうです。女性は、毎日12時間労働で、現在10年近く同じ場所に勤めていますが、ここ5年間は1日も休みはありません。役場のようなところで働いています。今は子どもも大きくなり、仕事も長く勤めているのでやっと落ち着いてきたそうです。母は強し、と言いますが、本当にこの女性は強いな、と思います。

 

日本も、ブラック企業だ〜〜とか言いますが、この女性の話を聞いて、私は土日は休みだし、福利厚生も少しはあるし、家から職場まで近いしって、自分がどれだけ恵まれているか実感しました。もちろん、日本人は働きすぎだし、サービス残業は良くないと思いますが、世界の貧しい国々には、私の想像を絶する大変な人生を送って、一生懸命生きている人がいるんだな、と思いました。今の恵まれた環境に感謝です。

 

今回も、読んでいただきありがとうございます。