フランス人の旅人

こんにちは、アメルカです。

 フランス人の旅人がうちに泊まりに来てくれました。3年間も自転車で世界中を旅しているそうです。私たちがそのフランス人と知り合ったきっかけは、ジャパダムが町内をサイクリングしていた時、たまたま町内の神社に遠目で外国人がいるのを発見し、わざわざその神社まで行って話しかけたからです。新しい友達を作るのは楽しいので、私たちはいつもこちらから話しかけて友達の輪を広げています。

が、今回の旅人には本当に驚かされました。2人夫婦で旦那さんが30歳。自転車で旅を続けて現在3年。途中、ネパールで赤ちゃんを出産し、その娘も一緒に自転車で旅を続けているのです！娘と言ってもまだ1歳3ヶ月の赤ちゃん。やっと歩けるようになったくらいの女の子でした。目が真っ青でブランドカーリーヘアーでめちゃめちゃ可愛かったです。日本人からしたら、生まれたばかりの赤ちゃんを自転車に乗せて、家もお金もない状態（めちゃくちゃ貯金があるのかも知れませんが笑）で世界中を旅してるなんて考えられませんよね。赤ちゃんはテント生活しかしたことないので、それがその子の当たり前で世界の全てなのですから不思議です。

彼らは中国から日本の神戸あたりで入国し、そのまま自転車で岐阜県高山市へ。新潟からフェリーに乗って（自転車も持って）北海道小樽市へ。小樽からまた自転車で札幌。そこから上川エリアにやって来たそうです。北海道滞在はまだ1週間。あと1ヶ月は北海道に滞在する予定で、その後はアメリカに行くそうです。小樽、札幌は大きな都市なので、田舎を求めて私たちにはの小さな町にやってきてくれました。うちに泊まる前日は、旭川市内の公園にテントを張って寝たそうです。私たちの町の田舎すぎる景色に感激してくれました。今ちょうど田んぼに水が入って、町全体が鏡張りになっているような景色で、本当にきれいです。

北海道では田舎を求めて旭岳や北見、紋別などに行く予定とのこと。ちなみに、上川の層雲峡をオススメしたので、私たちと別れたあとは自転車で層雲峡へ向かいました。車で1時間かかるので、自転車だと3時間くらいでしょうか。距離にすると50ｋｍ以上あります。しかし、時間に縛りのない彼らにとっては自転車で3時間なんて、とても短いのです。3時間なら全然余裕だよと言って、層雲峡にワクワクしていました。

ちなみに、赤ちゃんはお父さんの自転車の前に小さなベッドを作ってあり、そこでお父さんの顔と景色を見て旅をします。彼らは3年前に旅に出たので、そこで仕事を辞めています。旦那さんは機械系のエンジニア、奥さんは本屋さんで働いていたそうです。今は貯めた貯金を少しずつ切り崩して生活していました。

と言っても、移動はほとんど自転車だし、お風呂も本当にたまにしか入らないだろうし、毎日公園などにテントを張って寝るので、お金がかかると言ったら食費と各国のVISA（ビザ）申請くらいでしょうか。

また、ベジタリアンなのでお肉を食べることもありません。

旅を始めたきっかけとしては、世界のことをもっと知りたいから、知識や経験を増やして心を豊かにしたいから、と言った感じです。行った国々でその国の知恵や技術を少しずつ学んでいました。ボランティアもしたいそう。彼らはヒッピーではありませんが、ベジタリアンで、化学的なものや現代化したものではなく、とにかく地球や自然からのもの（薬ではなく、ハーブティーや漢方など）を取り入れた生活を目指しています。

今頃どこで自転車に乗っているのでしょう。あんなに自由でうらやましいです。

書きたいことがもっとあります。また今度続きを書きます。写真も載せます！

読んでいただき、ありがとうございます。