私と昆虫たち 4

こんにちは、はるです。

この思い出は、小学校中学年の頃です。当時、季節は夏で、私はモロヘイヤにハマっていました。

祖母が畑で育てていたモロヘイヤが美味しくて美味しくて、毎日採れたてを夕飯に出してくれました。茹でたモロヘイヤを塩昆布と混ぜるだけの簡単なおかずですが、めちゃめちゃ美味しかったです。祖母も、私がモロヘイヤをモリモリ食べるのが嬉しくて毎日、私専用に一皿用意してくれました。

ある日、いつものようにモロヘイヤを食べていると、何かを…噛んだ。ガリッでもなく、パキッでもなく、こう、カリッとエビの殻を噛んだような感じ。一瞬にして背筋が凍りつき、すぐに口いっぱいのモロヘイヤごと吐き出しました。全部緑色で、最初は何か分かりませんでしたか、よくよく見るといました。

カナブンです。実家では、無農薬野菜を作るので虫たちがくっ付いていることはよくありますが、大体は野菜を洗う時に発見して逃します。そのときはたまたま上手く隠れていたのかもしれません。そのカナブンもまさかモロヘイヤと一緒に茹でられ、塩昆布で和えられ、運悪く私に食べられるなんて思わなかったでしょう。私もびっくりです。その後しばらくモロヘイヤが食べれなくなりました。

今は克服してモロヘイヤ大好きです。

食べる時にはよく見てから口に入れます。