KYで超ポジティブなアメルカのブログ

KYなアメルカがアメリカ的思考も交えて、思ったことをズバズバ書いていきます。

ドキュメンタリー『メルー』観ました

こんにちは、アメルカです。 

ジャパダムは山登りやハイキングが大好きです。アメルカも、ジャパダムに影響を受けてハイキングが大好きになりました。体力は全くないのですが…。『MERU/メルー』を観て、私のハイキングなんてただの散歩だったと思いました。

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ドキュメンタリー『MERU/メルー』を観ました。プロクライマーのドキュメンタリー映画で、3人のプロ登山家が「メルー」という、誰も登頂したことのない山に挑戦する話です。ドキュメンタリーなので、カメラマンが撮影しているのではなく、登山家本人が自らカメラを撮っています。命がけの登山をしながらビデオに収めていくなんて…とてもリアルで迫力のあるシーンばかりです。プロの登山家ってこういう感じなんだ〜〜って初めて知りました。ジャパダムは彼らの山に対する情熱が羨ましいと言っていました。あれほど、山のことしか考えてない人だと、一緒にいるのが大変そうなので、私にはちょっと…。

 

 

MERU/メルー (字幕版)

MERU/メルー (字幕版)

 

 

途中、私の大好きなジョン・クラカワーも出てきました。ジョン・クラカワーはエベレストに関する著書『空へ』の著者です。映画『エベレスト』を観ると、エベレストがどれほど過酷な山なのかわかります。が、エベレストはガイドやポーターもたくさんいるので、そういう点で考えると、メルーの方が技術的にも難易度は上なのでは、と思いました。余談ですが、アメルカとジャパダムのデーティングのきっかけの映が『エベレスト』です。

 

空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)

空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)

 

 

 



 山についてもっと知りたい人には、こちらもおススメ。『ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂』です。エベレストに挑戦し始めた当初の様子が分かります。今では質の高いキャンプ用品がたくさんありますが、当時はこんな服で登っていたのか!と衝撃を受けます。そんな靴で、そんな薄着でエベレストに登るの?!って本当に驚きます。

 

 

 

 

 

そして、最近見た山に関する映画で衝撃的すぎる実話が『Alive 生きてこそ』です。1972年の南米アンデス山脈で実際に起きた飛行機の墜落事故。何もない雪山で数ヶ月間生き延びた奇跡の実話です。自分が実際にあの状況に置かれたら、何ができるだろう、と考えるだけでもゾッとします。生きたい、という人間の本能って、こんなに強いのかと驚きました。ショッキングなシーンもあるので、心臓の弱い方は注意かも。

 

生きてこそ (字幕版)

生きてこそ (字幕版)

 

 

アンデスの奇蹟

アンデスの奇蹟

 

 

山は遠くで見る分には美しいですが、山の中に入ると非常に過酷で、人間の弱さがむき出しになる場所だと思いました。

今朝の旭川は−17℃ほどでしたが、ジャパダムのふるさとであるウィスコンシン州を含む3州で、−53℃を記録し、緊急事態宣言が出されたそうです。外に10分いるだけで、指が凍傷になってしまいます。高い山々と同じ寒さって、寒すぎでしょ!

 

 

私たちの友達の中には何人か、スポーツに情熱的でちょっとレベルの違う人たちがいます。アメリカ人(男性30歳)の友人は、スケートボードスノーボードとサーフィンにクレイジーでした。彼は日本に10年間住んでいて(大学卒業後来日)、岩手県・北海道にいました。小中学校でALT(学校の英語の先生)をしていました。夏は朝、出勤前に2,3時間スケートボードをしてから出勤していました。朝4時ころ家を出て、30分くらいかけてスケボーができる場所まで行き、めっちゃスケボーしまくって、8時過ぎに出勤です。また、仕事終わりにもスケートボードまたはサーフィンを数時間、暗くなるまでやります。

岩手に住んでいた時、サーフィンの後にウェットスーツをいつもお風呂の浴槽に入れていたため、お風呂場が常に砂だらけでした。引っ越しで引き払う際に、業者にビックリされ、さらに清掃代として追加料金で2万円も請求されていました。

冬は仕事終わりにスノボーに行きまくっていました。彼も私たちも北海道内に住んでいた時には、まだ11月で大きな山の山頂にもスノボーに十分な雪が積もっていないのに、雪を求めて3時間も運転して我が家まで来たことが何回かあります。アメリカ人だから、ではないと思いますが、彼はスノボーのことしか考えられなかったため、家を出てから「あと2時間くらいで家に着くから!」とジャパダムにメッセージを送ってきました。何の連絡も約束もなしに急に家に来て、「今日は泊まるよ。明日は一緒にスノボーに行こうぜ!」という彼は私には新鮮でした。が、ジャパダムは急に来ることに関してはよく困っていました。彼はスノボーのためなら何でもする感じなので、夜20時に布団に入ります。早朝5時とかに起きて車を走らせ、朝の一発目の新雪を楽しみます。その後も1日中滑り続けます。ジャパダムは朝の新雪で午前中スノボーで滑ったら、あとはもうランチを食べてリラックスして温泉に入って帰りたいので、彼とはスノボーの楽しみ方のスタイルが違いました。

また、バックカントリーにも行っていたので、自作の雪板を持って2時間や3時間は平気でハイキングします。腰まである雪深い中をどんどん登って行くのです。登るのに数時間、スノボーで下るのは30分…。私にはできないわ~。そもそも私はスノボー初心者でリフトから降りられない。その友人は1人でもスノボーによく行っていたので、岩手や北海道の寒い雪の夜に何度もスキー場の駐車場やバックカントリーができそうな場所の近くに車中泊をし、朝の日の出とともにスノボーをしていました。お酒も飲まず、よく牛乳を飲んでいました。

彼はバランス感覚が非常によく、身体能力が高いです。でも、バドミントンがまったくできません。たぶん手で持つラケットと視覚の距離感覚がマッチしていないのだと思います。完ぺきな人なんていないんだな~、と少し嬉しくなりました。

 

 

 

他のアメリカ人の友人(男性;23歳)はサーフィンとスケートボードにクレイジーで、北海道の真冬の海でも早朝5時からサーフィンをしていました。しかもウェットスーツで。(ドライスーツは着ていても水が中に入ってこないため寒くないですが、ウェットスーツは水がしみ込み、厚手の水着スーツみたいなイメージなので、冬なんて寒くて死んでしまいます)彼はアメリカのニュージャージー出身ですが、ふるさとの海の方が全然寒いそうで、北海道の真冬の海の水温は平気だそうです。世界は広い・・・

休日も、冬で海が荒れている時でさえ、サーフィンができそうか確認しに朝5時に家を出ます。風が強くて寒い時はサーフィンは諦めて、1度家に戻り、仮眠をとってからスノボーに出かけます。

こちらの彼も北海道内でALT(小中学校の英語の先生)をしていたのですが、夏は朝は出勤前にサーフィンにほぼ毎日行っていました。仕事が終わってからはスケートボードです。体力ありすぎでしょ。初めて彼の家に遊びに行った時、フォークがカーペットの上に落ちていました。「なんでフォーク落ちてるの?」と聞くと、さっきご飯食べてたから、との回答。何かの拍子で落ちたフォークが全く気にならないのがすごい。2時間ぐらいカーペットに落ちていたんじゃないか?

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そういえば私の大学のころの元彼は、テニスクレイジーでした。大学生だったから何となく理解できるけど…7時間もテニスをしてきて、へとへとになって帰宅。シャワー後の第一声が「テニスやりて~!!」でした。

 

 

何かに情熱を持って打ち込めるってうらやましいです。
私が続けていたことは5年間の日記と、7年間の文通くらいです。今は薄毛対策にスムージーを毎日続けて飲んでおり、半年が経ちます。

 

読んでいただきありがとうございます!