日本を歩いて旅する外国人
こんにちは!アメルカです。
日本中を歩いて旅しているスペイン人が来る!と前回書かせていただきましたが、彼はドイツ人でスペインに住んでいるとのことでした!とってもいい人で、一晩しか一緒に過ごせなかったけど、私もジャパダムも彼のことが好きになりました!
私とジャパダムは人の名前を覚えるのが苦手です。あまりの覚えられなさに、覚える気がなくなりました。そのため、私たちは彼のことをウォーカー(歩く人という意味で)と呼んでいます。
ウォーカーはドイツ人で、36歳。兄弟が大阪に住んでおり、その兄弟の奥さんが日本人だそうです。ウォーカーは九州の佐多岬から北海道の稚内、宗谷岬まで徒歩で旅をしています。今回の旅を始めてすでに2年が経過しており、私たちの家に滞在した時にはすでに、あと2週間のうちに日本最北端、宗谷岬まで行く予定でした。宗谷岬まで完歩した後は飛行機で大阪の兄弟の所まで帰る予定でしたが、手頃な飛行機がなく、お金もかかるので稚内から札幌までヒッチハイクをして、札幌から大阪まで飛行機にしようかな〜〜と言っていました。その後はまたスペインに戻ると。
ウォーカーは歩くことが好きで、自分の足で日本中を歩いて、日本をこの目で見たいという思いで今回の旅を始めたそうです。こんな感じの旅を世界中でやってきて、すでに10年。すごい笑笑 基本的には徒歩でテント生活なので、食費くらいしかかからないから、大きなお金は必要ないそうです。旅の資金のために1年とか2年、スペインに戻って働いて貯金して、また旅に出る、というライフスタイルみたいです。旅に出ると1年、2年はずっと歩いてるから彼女が出来ないんだよね〜〜と笑っていましたが、本当に素敵な人だったので、同じような旅が好きな女性が現れてほしいです!日本人女性は厳しそう。私も無理です笑笑 めちゃくちゃアクティブでポジティブな女性ならウォーカーとも合いそうですね。
上の赤いラインがウォーカーが歩いた道のりです。
スペインでは、数学の教師をやっており、日本でいう中学〜高校生あたりを教えています。ウォーカーとジャパダムは偶然にも同い年だったので、私が仕事から帰ると、2人で1980年代の音楽や映画を観てめちゃくちゃ盛り上がっていました。私は80年代を知らないので、ウォーカーと意気投合して嬉しそうなジャパダムが見れて本当に良かったです。
一晩うちに泊まったウォーカーとは次の日の朝お別れ。ウォーカーはとても強い意志を持って歩く旅を続けているので、決して車には乗ろうとしません。雨の日のテント生活は気分も下がるし好きじゃない、と言っていました。今回うちに泊まったように、カウチサーフィンをしたり、テントを公園などに張って寝たり、安いライダーハウスがあれば利用したりしています。北海道内だと、旭川より北はカウチサーフィンの希望は薄いのでテントがメインになりそうですね。
基本的には1日で20〜25km歩くそうで、毎日歩くと疲れるし、天候も影響するので、休める時には1日や2日休息して、また歩くと言っていました。荷物も大きなバックパックで15kg程。めちゃくちゃ体力つきそうです。
2018.7.11についに、宗谷岬に着きました!すごい!ウォーカー!
下記の動画はウォーカーが自作したものです。ウォーカーが実際に歩いた道のりを感じることができ、本当に感動しました。雨の日も風の日も、1人で1歩ずつ前へ進んでいくウォーカーの芯の強さが伝わってくる動画です。
動画は英語なので難しいですが(私も英語は理解できない)、ウォーカーについてもっと知りたい人はこちらの動画もどうぞ。ちなみに字幕が英語で出せるので、英語の勉強にもなります。↓