KYで超ポジティブなアメルカのブログ

KYなアメルカがアメリカ的思考も交えて、思ったことをズバズバ書いていきます。

映画『エベレスト3D』観てください。

こんにちは、アメルカです。

 

1年前、映画「エベレスト3D」を観て私の世界観は大きく変わりました。山の美しさ、魅力、恐怖を一気に味わいました。私はエベレストに登ってないのに、登った気分になりました。

 

アメリカ映画「エベレスト3D」は日本では全ての映画館で上映はされなかったので、知らない人も多いかもしれません。エベレスト自体、山とか自然に興味がなければマイナーですよね。しかし、この映画は1996年に実際にあったエベレストでの遭難事故を基にした話で、すごくリアルに撮影されています。

 

アメリカ人ライター、ジョン・クラカワー作の本「INTO THIN AIR−空へ」が映画の原作だそうです。こちらの本はすでに廃盤となっているため、私は図書館で借りて3回も読みました。映画よりもハラハラしました。この前ついに、中古ですが本を購入しました!

 

エベレストでは人間世界の常識は通用しません。エベレストの映画、本を通して今まで知らなかった世界をたくさん知ることが出来ました。

例えば、エベレストでは空気が薄く、平地に住むの私たちと比べると3分の1しか酸素がありません。そのため息を吸っても吸っても充分な酸素が得られず、常に酸欠状態になります。火をつけようにも、空気中の酸素が足りず充分に火が燃えません。雪を溶かしお湯を沸かして紅茶を飲んだりカップ麺を食べたりする簡単な作業に、数時間かかることもある。エベレストはそういう世界です。信じられませんよね。

エベレストでは高山病にかかり頭痛や吐き気、不眠状態になったり、酸欠状態により通常の判断ができなかったりするそうです。平均気温が−20℃のエベレストで急に「暑い」と言って裸になってしまう人もいるそう。

風が吹けば風速100km/時になることも…怖すぎます。

 

地面には目に見えない至る所にクレバスと呼ばれる氷の切れ目があり、もしそこに落ちてしまったらもう助けることは不可能です。

エベレストで命を落とす人は多いです。雪崩に巻き込まれてしまった人や、疲れ果てて休憩中にそのまま眠って凍ってしまった人、酸素ボンベも体力も尽きて下山できなかった人など、エベレストには今でも100体以上がそのまま放置されているそうです。寒すぎて微生物も生息できない場所なので、本当に遺体はそのままの形で残っています。酸素が足りずヘリコプターも飛べないので助け出すことは不可能です。自分の命を守るだけでもギリギリできるかどうかの場所、それがエベレストなのです。

 

でも、本当に山がきれいです。エベレスト、壮大すぎます。

 

エベレストについてのお話は、まだまだたくさんあります。ぜひ、映画『エベレスト3D』観てください!

 

 

 

 

空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか

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